3種類のヘッドホンを使い分け
そもそもヘッドホンをすると耳がすぐに痛くなるので、常時愛用しているわけではないのだが、それなりに色々と選んで使っているヘッドホンが3種類ある。すべてに共通して言えることは、長時間つけていても耳が痛くなりにくいという装着感の柔らかさである。
SkullcandyのGRIND WIRELESS
最も持ち歩く機会が多く、メインともいえるのがSkullcandyのGRIND WIRELESSである。ドクロのマークが少々おどろおどろしいが、ヘッドホンとしては極めて真っ当、むしろ、優等生的でさえある。
使用しているのはBlack/Black/Tanという色で、ハウジングや側面のメタルバンドがブラックで、バンド上部がタンレザー調になっており、なかなかシックでSkullcandyというメーカーの派手なイメージではない。イヤーパッドは柔らかく蒸れにくく、長時間の装着でも比較的耳が痛くなりにくい。バンドの締め付けもそんなに強くなく、これもつけ心地のソフトさに貢献している。急激に頭を振ると外れてしまうが、恒常的にずれてきて困るというものでもない。Bluetooth接続でケーブルから解放される点もよい。
ドクロのマークとは裏腹に
音質に関しては特に大きなこだわりがあるわけでもないし、特別に耳がいいわけでもないのだが、どちらかというと低音がドンドンと迫力あるのよりは、全体的にバランスの取れているマイルドなもの、ボーカルが自然によく響くものがいい。その点でもGrind Wirelessは合格で、Skullcandyのイメージからはやはりほど遠い。
サングラスに(ただ単に眩しいからなのだが)、ドクロのヘッドホンをして歩いていると、なんだか相当怖い人みたいだが、実は聴いているのがモーツァルトのオペラだったりする。激しい曲調のものよりも、むしろクラシックなどを積極的に聴いてみたくなるヘッドホンである。