滝川まで行くには
JMBの「どこかにマイル」で偶然決まった札幌行きであるが、どうせなら、北海道の取引先にも会いに行こうと思い、何人かに声をかけたのだが、なぜか皆さん出張中。そんな中、唯一訪問できることになった人がいるのが滝川であった。
ということで、「どこかにマイル」旅の2日目は滝川行きと決まったのだが、普通に行っても面白くないので(いや、仕事なんだから普通に行けよ)、前々から気になっていた札沼線に乗ってみることにした。
日本一終電が早い札沼線で
札沼線は札幌駅から新十津川駅を結ぶJR北海道のローカル線で、厳密に言うと始点は札幌ではないし、途中の駅までは複線だし電化されているしICカードも使える都市圏の通勤・通学路線なのだが、問題はそこから先の末端区間である。
なんと1日に1往復しか運転されておらず、9時半頃に新十津川駅に到着する下りの終電が、9時40分に上りの終電として折り返してお終いなのである(時刻はすべて訪問当時)。いや、電車じゃないから最終列車か。
札幌駅を7時直前に出て、途中で新十津川行き本日の最終列車に乗り換える。乗り降りする人もいない駅を何駅も何駅も通り過ぎて、おそらくは同じように趣味で(=無意味に)乗車している同好の士(?)が他に2人という体たらくで終点まで至る。そりゃあ、1日に1本しか走らせないわなという乗車率であった。
新十津川駅から滝川へはバスで
で、新十津川に着いたらどうするのかというと、すぐさま折り返しの終列車で札幌に戻るのではなく、10分ほど歩いて新十津川町役場に向かい、そこからバスで滝川に向かうのである。駅にもバス乗り場の案内がある。
無事に4時間ほどかけて滝川に到着、取引先と一緒に昼食をとりながらの会合の後、帰りは大人しく特急に乗って50分ほどで札幌に戻ったのであった。なにしろ、札沼線はすでに終電の出てしまった後なので、真っ当な経路で帰るしかないのである。
帰りはクラスJにアップグレード
さて、帰りの新千歳 - 羽田は最終便の1つ前JAL528便、21時発なので時間を持て余し気味で早めに空港に行ってみると、Jクラスに空席があるという。私は知らなかったのだが、当日アップグレードは特典航空券でも可能なのだ。まあ、空席で飛ばすぐらいなら、どんな奴でもいいから1,000円もらった方がいいのは確かだ。
ちなみに、この有償のアップグレード分だけはマイルがつくなどということは決してない。もちろん、FOPだって問題外である。
離陸時、なぜか写真のように青色にライトダウンされた。夜間の離着陸時に機内を暗くするとき、どんな色合いにするのかえらべるようになっているのだろうか。それとも、機材によって決まっているのか。
とにもかくにも、有効期限切れ間近のマイルを使った「どこかにマイル」の旅は無事に終了。獲得FOPはもちろんゼロであった。