バンコク修行 (4) 帰国は夜行便で

スワンナプーム国際空港出発ロビー

ラウンジの混雑

マイル修行BKKタッチならぬ、生臭坊主のバンコク旅行も(ちなみに、ホテルはいつものごとくHilton系列)、とうとう帰国である。帰りはJL718便、夜行の成田行きだ。

最後はラウンジでゆっくりしようと少し早めにチェックインすると、次のような案内を渡された。サクララウンジが混雑しているので、JL218、JL718、JL738の3便利用者は21:40頃まではMiracle Loungeを利用して、サクララウンジの利用はそれ以降にというお願いである。

22時頃の出発便がそんなに立て込んでいるのだろうかと調べてみると、21:55の羽田行きのみ。機材が777-200でビジネス、プレエコともに席数が多めであること、夕食の時間帯に重なることなど、いくつかの要因があるのだろう。

そんなわけで、まずはMiracle Loungeに行ってみた。

スワンナプーム国際空港のミラクルラウンジ


スワンナプーム空港内には何カ所かのMiracle Loungeがあるが、今回行ったのはコンコースGにあるラウンジだ。ここはトランジットホテルも併設されている。

同じMiracle Loungeでも場所によっては狭いところもあるので要注意。コンコースFにあるのは狭くて混み合っていた記憶があるが、コンコースGのラウンジは広くて快適である。場所としてはLevel 3のキャセイパシフィックのラウンジの少し先である。

上のフロア Level 4はファースト・ラウンジとなっている。基本的にはカード会員向け、あるいは有償で入るラウンジだが、一部の航空会社の指定ラウンジにもなっているので、ファースト・ラウンジはそこのファーストクラス利用者やエリート会員向けなのであろう、多分。

こちらは指定された時間以降に移動したサクララウンジの様子。それでもまだ3便分の乗客が対象のはずなのだが、確かに空いていた。

バンコクのサクララウンジ


食事のコーナーもご覧の通り。なにしろ、夜の10時である。それでも、ちゃんとカレーは頂いておいた。ラウンジのハシゴをすると食べ過ぎるというのが欠点である。どちらかでしか食べないなどという自制心はない。

シャワーも待ち時間なしで利用することができた。その後も人はあまり増えなかったから、たいていの人はラウンジの移動などと面倒なことはせず、Miracle Loungeに留まっているのだろう。

帰国便もJAL SKY SUITE

両方のラウンジで遅めの夕食を取り過ぎて、ネットにつないで仕事を少しばかりしてから、搭乗ゲートに向かうと、すでにビジネスクラスの搭乗が始まっていたので、そのまま乗り込む。帰りも1Aである。

JALボーイング787のビジネスクラス


離陸前にペットボトルの水をもらい、離陸後しばらくして出された軽食と(寿司であった)、それに合わせて日本酒を少しもらっただけで、ベッドポジションにして眠りについた。言い換えるなら、うどんですかいは我慢した。

座席には翌朝の朝食について、起こすのか否かと洋食か和食かの希望を書く用紙が置いてあった。バンコクから東京までのフライト時間は短いので、食事よりも睡眠をという人も多いだろう。

ビジネスクラス機内食


自制心のない筆者はもちろん起こしてもらい朝食をいただく方を選択した。3時間ほどの睡眠の後、朝食は和食でご覧のような内容。そもそも、普段、朝にはパンとコーヒーしか取らないので、ちょっと多すぎたかもしれない。

よくよく考えてみれば、前夜から食べ通しである。ミラクルラウンジで軽く食べたのが21時、サクララウンジでカレーを食べたのが22時、機内の軽食が0時過ぎ、そして、朝食が4時前である(すべてタイ時間)。

BKK修行のまとめ

さて、今回のバンコク修行の獲得マイルとFOPであるが、

  • 往復マイル 11,116miles
  • 往復FOP 11,558FOP
  • 単価 12.97円@FOP (149960 / 11558)

一挙に1万FOP以上を獲得するものの、ビジネスクラスなので単価は10円を上回っている。

JAL SKY SUITE ビジネスクラス、サービスも設備も最高であった。これまでもバンコク出張の際は、往路は羽田発、帰路は今回と同じ成田行きで、往復とも夜行便を利用することが多かった。しかし、プレミアムエコノミーだったので仮眠程度しかとることができず、さすがに翌日は睡魔との戦いである。これがビジネスクラスだと短時間だとはいえぐっすり眠れるので、体力的にはかなり楽である。

それなら今後は毎回ビジネスにするのか。今回はたまたまバーゲン価格で購入できたのだが、これを通常のBusiness Saverで利用するとなると20万強、いかに魅力的なサービスとはいえども常用するには我が財力が足りないなあというのが、今回のBKK修行の総括である。

いや、だから、こういうのは修行とは言わないのである。

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