6月マレーシア行きのチケットの復路は
前回の記事で、マレーシア航空のビジネスクラス割引セールを使ってクアラルンプール経由ヤンゴン往復を手配したことは書いた。手配した便は以下の通り。
- 金曜 MH71 成田から夜行便でクアラルンプールへ
- 土曜 MH740 ヤンゴン行き午前便
- 月曜 MH741 クアラルンプール午後着便
- 火曜 MH70 クアラルンプールから成田行き昼行便
この旅程では月曜午前中にヤンゴンの空港に向かわないといけないので、ヤンゴン市内の滞在が実質1日半しかない。せっかく初めて行くところなので後1、2日は欲しいところなのだが、反対に、この日程なら週末を日本で過ごして、月曜の昼行便で出発、火曜から仕事という通常の出張パターンと同じように、月曜の夜にはクアラルンプール入りできる。あくまでも仕事の日程が優先で、その前に週末のヤンゴン滞在を付け加えた感じである。
ただ、この日程を素直に読むと、月曜の夕方にクアラルンプール入りして火曜の朝には出発なので、ほぼ何もしておらず、滞在時間も24時間以下なので、ストップオーバーにもならない。3泊5日のヤンゴン強行日程の旅でしかない。
実は、今回の成田 - クアラルンプール - ヤンゴン往復ビジネスクラス航空券の4番目、MH70便の出発日がポイントであって、火曜は火曜でもクアラルンプールにヤンゴンから戻ってきた翌火曜ではなく、7月になった4週間後も後の火曜なのである。
実際の旅程
とはいっても、現地滞在1ヶ月間の長期出張というのでもない。ヤンゴンの後、火・水と丸2日間クアラルンプールで仕事をした後、木曜か金曜の便で日本に帰ってくることになっている。
そして、7月は7月で中頃に、木曜の夜に日本を出て、金・土・月は仕事、間の日曜はday offという予定でクアラルンプール行きが決定している。
つまり、6月マレーシア出張の往きと7月出張の帰りの便を1つのチケットで発券したのである。2回の出張の内、最初と最後の飛行機は手配した。そして、その間に挟まれた2便、6月の帰国便と7月の往路は別途手配ということになる。
何をしようとしているのかというと、クアラルンプール - 東京の海外発券を画策したのであった。
マイル修行をしている人たちのブログなどを見ていると、海外発券の話がよく出てくる。同じ東京とクアラルンプール、あるいは、バンコクなどとの往復チケットでも、東京発と海外発とでは値段が違う。出発国の物価にある程度は合わせているらしく、日本よりも物価の安い国からの往復チケットの方が安いのである。中でもクアラルンプールは海外発券のメッカ、非常に安く上級クラスのチケットが買えるらしい。
海外発券とはなんぞや
さて、筆者は海外発券というのを本当に海外でチケットを発券する、つまり、海外の旅行エージェンシーなどを使って手配することなのだと思っていた。「海外」で「発券」するということだ。電話やメールで連絡を取って発券してもらう。
その昔、日本からフランスの旅行会社に連絡をして、パリ - フィレンツェ間の航空券を手配したことがある。最初は電話で依頼をして、その後、郵送や銀行振込でやり取りをした。今や、クレジットカード決済の電子チケットなので、昔のように紙の航空券を郵送してもらう必要もないから便利だ。
それと似たようなことだが、クアラルンプール発日本行きというところがミソである。なんだか、とても楽しそうな話である。なので、私もぜひ海外発券をしてみたいと思っていたところに(主に話のネタとして)、2ヶ月連続でのクアラルンプール出張が決まったので、ここぞとばかりに、まずは最初と最後の飛行機の手配をして、その間を海外発券でつないでみようと考えたのであった。
今日の海外発券の実態
ところが、先人たちのブログをよくよく読みでみると、海外発券といいつつも、なんとJALやANAの公式サイトから購入しているのだ。どうやら、「海外発」の航空「券」のことを海外発券と呼んでいるらしい。いや、もちろん、「海外」のJALに「発券」してもらっているのかもしれないが、公式サイトからの購入では面白さも半減、と言うよりは、色々と手続きをする醍醐味は皆無である。
まあ、面白みはなくなったものの、安く買えるのであれば、それはそれでよしとしよう。いや、そもそも、すでに6月発7月帰国のチケットを買ってしまっているので、どんなにつまらなくても、JAL公式サイトから海外発券するしかないのだ。
なお、本当は9月にも行く予定があって、往路6月の帰路9月にしようかとも思ったのだが、今回のMHバーゲン運賃の滞在日数上限を超えているのか、片道が何十万もするようなチケットしか出てこなかったのと、9月の日程を確定しきれなかったので、そのことは考えないことにした。
クアラルンプール発のJALチケット
というわけで、JAL公式サイトの国際線予約ページで、出発地のエリアを選び直すというところからマレーシアを選び、JALのマレーシアのサイトを表示させてみた。
ビジネスクラスでRM5000。マレーシアリンギットは一時よりも安くなっているので、この時点でおおよそ13万5千円。2月のJALバンコク行きSpecial Saver Xとほぼ同じであった。
プレミアムエコノミーならその半額以下、7万円を切ってくる。しかも、片道で5,400FOPである。MHのビジネスクラスと違い、予約クラスに基づく積算率は100%であっても(ビジネスクラスなら125%になる)、JALのアジア便ということで1.5倍になるおかげで、FOP単価がなんと7.5程度にはなるであろうか(諸費用込みで)。
よし、マイルも貯まっていることだし、どちらかはビジネスにアップグレードしてみよう。クアラルンプール発の夜行便をビジネスクラスでぐっすり眠るか、成田発の昼行便でビジネスクラスを堪能するか。ほぼ、そんなふうに計画は固まりつつあった。