羽田からバンコクへ
去年のバンコク行きは3回ともビジネスクラスで行くことができたので、すべて成田発であった。MH便は当然のことながら成田からだが、JALも成田便にのみSky Suite仕様の機材が使用されていたからである。
今年はめぼしいビジネスクラスのセールがなかったので、久々に羽田発の夜行便で、それもエコノミークラスで行くことにした。もちろん、ダイヤモンド会員の恩恵には与らせていただいた。ファーストクラス・カウンター、ファストトラック、ファーストクラス・ラウンジである。
写真は羽田のファーストクラス・ラウンジの名物、鉄板ダイニングから何かの魚のポワレ(魚の種類は忘れた)。仕上がりは明らかにポワレなのだが、鉄板でポワレとはこれ如何に?などと思って、他の人のが頼んだのを調理するところを見学していると、鉄板焼き用のボウルを逆さまにしたような蓋をして蒸し焼きにしていた。
まあ、調理法の話はともかく、バンコク行きの出発時刻は日付が変わる頃、つまり、このポワレの時点で夜の10時を回っているのだ。この鉄板ダイニングは今回の出張の最大の楽しみでもあったので(最大の楽しみが出発前に終わる)、その日の夕食は軽めにしたし、ラウンジでもあれこれ取り過ぎないようにはしたが、それでも食べ終わる頃には23時である。機内食は断ろう、多分。
座席は45A
今回はエコノミークラスである。せめて少しでも広い席をと、非常口席を指定しておいた。トイレ待ちの人がたまるからと、この席を嫌う人も多いようだが、脚を前に投げ出せる快適さには代えられないと思う。
写真の左側に写り込んでいる、非常口足下の白い出っ張りであるが、機種によってはこの出っ張りのせいで足下が大して広くないこともあるようだが、今回の787では充分な広さが確保されていた。思い切り脚を伸ばせば、この出っ張りに届くかなという程度である。
マハナコンタワー
バンコクではあまり観光などをする時間はなかったが、オープンしたばかりのマハナコンタワーには夜の空いた時間に行ってみた。BTSのチョンノンシー駅直結のこのタワーはバンコクでいちばん高い77階建て高層ビルで、ビルの最上部にある展望台は地上314m。スカイツリーの展望台が350mなので、かなりの高さだというのが分かるだろう。しかも、屋外で吹きさらしである。さすがにガラスの壁が周囲に張り巡らされてはいるが、人の背よりは低い程度のものである。
しかし、何よりも恐ろしいのは、この記事トップの画像にもある、高さ311mのスカイウォーク、なんと、この高さで床がガラス張り、ガラス越しにはるか眼下の町並みが見下ろせるのである。筆者もチャレンジして、ガラスの上に寝転んでポーズをとってみたが、後からそのときの写真を見てみると、顔が引きつっていた。
クアラルンプールへ
バンコクの次はクアラルンプールである。バンコクには4日ほど滞在したが、その間にマレーシア航空からMHupgradeに成功したというメールが来ていた。
早朝に出発する便なので、ホテルで朝食を取らずにタクシーで空港に移動、チェックインも保安検査も出国審査もあっという間だった。スワンナプーム国際空港はビジネスクラス利用でファストレーンが利用できるが、マイレージプログラムのエリートメンバーというだけでは利用できないので、MHupgrade様々である。といっても、この時間帯だとさすがに空港内も閑散としている。
そして、スワンナプームのキャセイパシフィック航空ラウンジ。マレーシア航空の指定ラウンジは Miracle Lounge だが、キャセイのラウンジの方がはるかによい。
ヌードルバーでワンタン麺と点心を食べ、キャセイデライト(ノンアルコールのカクテル)をバーカウンターで頼み、出発時刻までゆっくりと過ごすことができた。さあ、次は機内食だ。