JALビジネスクラスでバンコクへ
今年初の本格遠征としてバンコク往復修行をしてきた。いや、修行といっても仕事での出張だし、実のところは快適な旅であったし、海外に出るのも2回目なのだが、マニラ・シンガポール行きではFOPがつかなかった。つまり、国際線でまとまったFOPが貯まるのが1回目というだけのことなのだ。
今回、バンコク滞在が数日間あるので、BKKタッチではなく何というのだろうか、long touch?Not only touch?などと馬鹿げた考えが一瞬頭をよぎったが、普通に考えればステイというのが分かりやすいか。なんだか、団体ツアーの商品名みたいになった。
今回の航空券は、2月に行われていたバンコク行きビジネスクラスのセールで購入したSpecial Saver Xである。一度は買い逃したかと思ったこのチケット、その経緯は購入時の記事を見ていただくとして、とうとう修行当日がやって来た。修行とはほど遠い内容なのだが。
早朝から成田空港へ
往路は10:50成田発のJL717便。特に混雑しているシーズンでもないので、空港には9時に着けば十分なのであるが、自宅から成田空港に向かう場合、いったん都心に出て通り抜けていくことになる。大きな荷物を抱えてラッシュ時の満員電車に突っ込んでゆくというのは想像するだに恐ろしいので、運賃はかなり高くつくがリムジンバスで行くことにした。それも高速道路の朝の渋滞を見越して、相当早い時間の便にした。早すぎればラウンジで時間を潰せばいいのである。
結果として、高速の渋滞もほとんどないまま、空港に到着したのは8時前、ビジネスクラスカウンターもご覧の通りガラガラである。
当たり前だがチェックインはあっという間に終了。あまりにも時間があるので、出入国審査の自動化ゲート利用登録をしておいた。この自動化ゲートの利用は保安検査後、出国審査場の横にも登録カウンターがあるが、保安検査前だと北団体カウンターという外れの方に位置している。なので、なかなか行くこともないのだが、今回は時間があったので先に済ませておいた。
保安検査場に戻るとなぜか北側だけ混雑していたので、南に移動したらこれもほとんど行列なし、当然のごとく出国審査もほぼ待ちなしの状態だった。
自動化ゲートの利用は登録したその日から使えるので、もちろん、そちらに進んだのだが、まあ馴れないものでなかなか読み取りがうまくいかず、結局は通常の審査官のいるカウンターの方がきっと早かったに違いない。というぐらい、審査場もガラガラであった。
朝のサクララウンジは混雑中
出国手続きを終えると、特に免税品などを購入するつもりもないので、南側の出国審査場を出ればすぐ目の前にあるサクララウンジに直行する。空港に着いてから、自動化ゲートの登録も含めて40分ほどしか経っていない。ビジネスクラス利用かつ空いている時間帯だったにしても、あっという間のことである。
今回は搭乗口がサテライトの端の方で、荷物を持ってゆっくり歩くと10分ぐらいはかかるので、サテライトの方にもラウンジがあるから、よろしければそちらもご利用くださいと案内された。もしかすると本館のラウンジは混んでいて、サテライトの方が空いているのだろうかなとも思う。
とはいえ、こちらも普段はラウンジを使用できない似非エリート、両方のラウンジに行ってみたいので、とりあえず、本館ラウンジに入ってみた。
成田空港第2ターミナル本館のサクララウンジは2フロアに分かれていて、下の階がメインのラウンジ、上がダイニングとなっている。ラウンジそのものは人が少なく空席の方が多い状態で、あれ?こんなものなのかと意外であったが、混雑していたのはダイニングの方であった。
ちょうど朝食の時間帯で正に大盛況、私は1人だったのですぐに座れたが、グループだとタイミング次第では待つ必要もあったようだ。
窓際の外を向いたカウンター席に座り、サクララウンジといえばビーフカレーということで、朝カレーを食べた。それからユッケジャンスープ。朝から食べ過ぎであるが、考えてみたら、メゾンカイザーのパンにすればよかったと気づいたのは、後になってから、というか、この記事を書いている最中である。
陣取ったのは、本来なら駐機場に臨んだ飛行機の見えるカウンター席なのだが、時間的に直射日光の差す向きのようでブラインドが降ろされていて、見えるけれども写真を撮る気にはならない。それで、食べたらすぐに下に降りて、パソコンをネットにつないで、コーヒーを飲みながら少し作業をしたが(出張ぽい!)、人が少ないので快適であった。
本館のサクララウンジはこれまでにも数回利用したことがあるので(そのほとんどは人に連れられてだが)、今回はサテライトのラウンジ滞在時間を多めに取ろうと、早々に本館ラウンジを後にしたのであるが、実はこれが失敗で、勝手に空いているのではと想像していたサテライトのラウンジの方が混んでいた。
そもそも広さの点で圧倒的に本館よりも狭いのだが、人の数はこちらの方が多いのではないかと思うほどで、ゆっくりと過ごすどころか、座る席を探すのがやっとという感じであった。こちらはサテライト本体の建物の影になっていてブラインドは上がっていたが、窓際の席は確保できなかった。
さらに、サテライト側はラウンジとダイニングが分かれていないので、あちらこちらからカレーのいい匂いが…、お腹いっぱい。そうこうする内に、バンコク行きJL717便の搭乗時刻となった。