沖縄からクアラルンプール、そして、バンコクへ

ジンベイザメジェット

沖縄のやちむん市へ

1月のバンコク、マニラ、クアラルンプール出張で、クアラルンプール発券の沖縄往復が往路の東京でストップオーバーしたままになっており、3月後半、ようやくその続きを再開することになった。つまり、まずは沖縄からである。

海外発券に国内区間を足した方が修行らしくていいなどと言ってはみたものの、これから海外出張という前日に片道2時間以上かけて那覇まで往復するのは、肉体的にも精神的にも苦行でしかないので、せめて一泊だけでもしようと思っていたのだが、たまたま仕事で沖縄へ行くという知り合いがいたので、お手伝いがてら日程を合わせてもらった。

沖縄のやちむん市


沖縄での目的はやちむん市に行くことである。やちむんとは沖縄の言葉で焼き物のことであり、地元の陶芸窯元による展示即売会といった感じだろうか。年に何回か沖縄の各地で催されているようだが、たまたま、筆者が沖縄にいるときにも開催されていたので、知り合いが買い付けに行くお手伝いという訳である。

焼き物の善し悪しを判断して仕入れるという点では役に立たないが、なにしろ、今回はビジネスクラスにマイルでアップグレードしてあるので、那覇から預け入れることのできる手荷物は国際線のビジネスクラス扱いで、なおかつ、ステイタスメンバーなので、一つ当たり32kgの荷物が4個までいける。合計で128kgなので、大量に買い付けができる訳だ。

などと、勝手に思い込んでいたら、そんなに買いこむ訳ではなく、むしろ割れ物なので機内持ち込みにしないといけないのだが、こちらの重量制限やサイズ制限が問題らしい。平皿などをメインにして体積的には嵩張らないようにするらしいのだが、そうすると今度は重さが10kgを超えてしまうので、もう1人いると好都合ということらしい。いつもはどうしてるのかと訪ねると、宅配便で送るという極ありきたりの答であった。
 

クアラルンプールからバンコクへ

那覇から戻ってきたのは夜遅くで、知人とは羽田空港で別れ、筆者はリムジンバスで千葉に向かった。成田まで行く最終便は出た後だったので、翌朝少しでもゆっくりしていられるようにと、できる限り近くまで行って千葉で前泊することとした。

翌日の成田からクアラルンプール行きは往路と同じB787-9のSky Suite 3仕様で、ヘリンボーン式の斜めに配列されたシート、やはり、手荷物を身の回りに置いておく場所が狭いなと感じた。それでも、プレミアムエコノミーや、ましてや、エコノミークラスと比べれば雲泥の差なのだが、初代のSky Suiteを体験した後では不満を感じてしまうというのは、やはり、ただの贅沢だろうか。

マレーシア航空B737のビジネスクラス


なにしろ、クアラルンプールからバンコクまで乗った、マレーシア航空B737型機のビジネスクラスは、ご覧のように仕切りなしの単なる広い座席でしかないのだから。まあ、それでも、KUL - BKKは2時間ほどなので、このような席でも十分すぎるほどである。

ちなみに、この区間は元々エコノミークラスでマイル積算対象外のバーゲン運賃であったのだが、MHupgrageに往復とも成功してしまったものである。ちょっと予定外の出費となってしまった。なにしろ、ビジネスクラスなのに積算されるFOPはゼロなのだから。
 

バンコクのリバーサイドホテル

バンコクで泊まったホテルは昨年の秋と同じく、チャオプラヤ川沿いのヒルトンである。いつも利用しているスクンビットにあるヒルトンと比べると、建物が古く部屋も狭いが、川沿いという立地とそのアクセスが面白くてたまに利用する。

バンコクのIcon Siam


オープンして間もないバンコク最新のショッピングモール、Icon Siam。これはクアラルンプールから着いた日の夜に撮っている。今回は全体の日程が短いため荷物も少ないので、久しぶりにスワンナプーム国際空港からエアポートレールリンクとBTSを乗り継いで、サパーン・タクシンまでやって来た。ここからはホテル行きのシャトルボートが出ている。

ホテルのシャトルボート


翌日に撮ったシャトルボートの写真。このように小さなボートだが、それぞれのホテルが専用のサービスを行っており、スーツケースのような大型の荷物でも問題なく運んでくれるから、今回のように空港から電車で来ても大丈夫だ。

ホテルの部屋からのチャオプラヤ川


これはホテルの部屋からのチャオプラヤ川の眺め。画面右下の船着き場はIcon Siamで、今のところ、サパーン・タクシンから出ているIcon Siam行きのシャトルボートが唯一の交通機関である。

後はタクシーということになるが、外国人観光客が訪れるようなバンコクの主立った場所はすべて川の対岸にあり、チャオプラヤ川を渡るのを嫌がったり、ふっかけてこようとするタクシー運転手が多いため、あまり望ましい交通手段ではない。ショッピングモールの反対側にBTS(?)の駅を建設しているので、これが早く開通してくれれば訪れやすくなるだろう。
 

今回のまとめ

さて、今回のバンコク、マニラ、クアラルンプール訪問の経路、発券したチケット、獲得予定のFOPについては、最初の計画の段階での記事にすでにまとめてあるが、実際には予定よりも多くのFOPを獲得することができた。

と言っても、BKK - KULのマレーシア航空分が積算された訳ではない。元のクラスがマイル積算対象外なので、ビジネスクラスにアップグレードしても対象外のままである。

そちらではなく、クアラルンプール発券の国内線区間である、東京 - 沖縄 - 東京の部分がプラスになった。理由はクラスJへのアップグレードである。当日アップグレードではない。クアラルンプール - 東京間をマイルで往復ともアップグレードしたのだが、ビジネスクラス国際線航空券に含まれる国内線区間はクラスJが利用できる。そして、この規則はアップグレードでも適用されるらしく、さらに国内線はアップグレード後のマイルとFOPが積算されるということだ。

  1. TYO - BKK : 5,104FOP
  2. BKK - KUL : 0
  3. KUL - MNL : 3,862FOP
  4. KUL - OKA : 15,942FOP

合計で24,908FOPとなった。強引に石垣経由で那覇に行ったのと、トライアングル修行の予行演習(?)、JALカード初回搭乗ボーナス、獲得予定のJGWステータスカードのキャンペーン分も合わせると、すでに41,000FOPを超える。

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