映画の音声が聞き取れない
今年の1月末のフィリピン・シンガポール出張のときのことである。キャセイパシフィックで香港経由になったので、トータルの搭乗時間も長くなり、久々に機内で映画を見た。エンジンの真横の窓際席ということもあったのかもしれないが、音声のかなりの部分が聞き取れない状態で、小さな声などほとんど聞こえず、邦画なのに字幕も再生して情報を補いながら見る羽目になった。
もちろん、ボリュームを大きくすればそれなりに聞こえるのだが、何しろ映画なのでダイナミクスが大きいというか、場面によって音量の開きが大きいため、小さな声までちゃんと聞こえるようにボリュームを上げておくと、登場人物が突然叫びだして耳が痛くなるなどということも起こりうる。
あるいは、ヘッドホンの上から両手でしっかりと耳に押し当てれば、かなり状況が改善されて8割方は聞き取れるようになるのだが、2時間あまりの上映時間、ずっとそうしているのも疲れてしまう。そもそも、機内での時間つぶしに映画を見ようというのに、大変な思いをするのでは本末転倒である。
機内で映画を見るなど本当に久しぶりのことで、以前はちゃんと小さな音まで聞こえていたのかどうかも覚えていない。ただ、日常生活で音が聞きづらいと感じることなどまずないので、やはり、機内の騒音のせいであろう。
プレミアムエコノミーのヘッドホンはノイズキャンセラつき
次の画像は以前ハワイまでプレミアムエコノミークラスで行ったときに撮ったものだと思うのだが、ご覧のようにスイッチがついていて、これはノイズキャンセラのオンオフを切り替えるものである。
試しに音楽も何もかけずにノイズキャンセラだけ入れてみると、機内のゴーッという感じの音がサーッというホワイトノイズだけになったので、ずいぶんと静かに感じられた。
私は長時間ヘッドホンやイヤホンをしていられないのでだめだが(耳が痛くなる)、それが気にならない人なら長時間つけっぱなしにしておけば、少なくとも音に関してはずいぶんと快適に機内で過ごせよう。
ヘッドホンのメーカーがどこのものなのかとか、細かいことは覚えていない。ソニー製だという情報もある。5月にはビジネスクラスに乗るので、そのときもヘッドホンを確かめようと思う。プレエコと同じなのか、あるいは、上位機種なのか。
あるいは、インナーイヤータイプでいいものがあれば、購入しようかとも考えている。